海外語学研修

海外語学研修

海外語学研修は、高校奨学生の英会話能力の向上を主な目的に、併せて異文化体験と交流を狙いとしています。夏季休暇のはじめに米国等に渡航し、午前中は主に語学スクールで英会話の授業、午後は、ダンスレッスンや鑑賞、観劇などを体験。またホームステイを通じてホストファミリーとの会話や生活に親しむとともに、現地の若者と交流したりします。

応募資格

次の条件を満たす人(実施年度により条件が変更になることがあります)

  1. 募集時(例年1月)、交通遺児育英会の奨学生である高校1、2年生または高校奨学生予約採用済みの中学3年生。
  2. 渡航受入国に有効なパスポートを有するか、所定日までに取得できること。また入出国に必要な予防接種を受けること。
  3. 研修先での生活に心身ともに適応できる資質のあること。また募集時までの学校欠席日数(年度)の合計が15日以内であること。
  4. 原則として実用英語技能検定(“英検”)3級以上または同等の英語能力の有すること。ただし、英検3級を未取得の場合は、研修実施年の3月末までに行われるTOEICなどを受験し、スコア300点以上(英検S-CBT、GTECやTEAPなどは、英検3級相当以上のスコア)を目指す人は応募可。
  5. 語学研修から帰国後、研修報告書(作文800字程度と写真)を提出し、顔写真とともに海外語学研修リポートやホームページに掲載・発表されることに同意できる人。

選考方法

1月初旬、対象者に海外語学研修募集案内状を送付しますので、次の書類を提出してください。書類審査、面接審査を経て3月末までに研修生を決定します。

  1. 海外語学研修申込書(当会所定用紙)
  2. 作文(720字〜800字)
  3. 実用英語技能検定の合格証明書のコピー。なお他の英語検定は、英語検定名称・コース、検定日やスコアの記載があるもののコピー。

お問合せ先

交通遺児育英会 指導課
フリーダイヤル:0120-521295(平日9:00〜17:30)


1.令和6年度海外語学研修(第18期生) 募集内容

プログラム

期 間 令和6年7月22日(月)〜8月12日(月)の22日間
研修地 米国カリフォルニア州リバーサイド郡テメキュラ
募集人員 27人

研修地は、前回と同様のカリフォルニア州リバーサイド郡(ロサンゼルス郊外)テメキュラです。穏やかな気候で治安が良いため過ごしやすく、広大で美しいワイナリーが有名です。
現地の家庭にホームステイし(1家庭に1人または2人)、週日の午前はCalifornia School Of Englishの語学スクールに通い、午後は課外活動を行います。なお、語学スクールは、育英会の奨学生のみのクラスで編成します


2.令和5年度海外語学研修(第17期生) 実施報告

プログラム

期 間 令和5年7月22日(土)〜8月12日(土)の22日間
研修地 米国カリフォルニア州リバーサイド郡テメキュラ
募集人員 20人

研修地テメキュラは、アメリカ合衆国カリフォルニア州南部リバーサイド郡にありとても治安がよく、気候も穏やかな都市です。
現地の家庭にホームステイし、平日の午前中はCalifornia School Of Englishの語学スクールに通い、午後は現地の高校生とアクティビティやクラブ活動を経験しました。土、日はホストファミリーと過ごしながら、日常英会話を学びキャンプや観光・買い物などを通じてアメリカの文化を経験しました。

※ 令和2年度から令和4年度の海外語学研修は、中止しました。

海外語学研修リポート

海外語学研修2012



研修参加者の声(研修リポートの一部抜粋)
令和5年度(第17期生)長谷川 裕也

海外語学研修今回の語学研修に参加できたことは、私にとって忘れられないものとなり、とても貴重な体験をさせていただきました。語学研修の初日は、見慣れない街並み、日本とは違う食文化、すべてが日本と異なっており、とても緊張しました。また、緊張によりホストファミリーともあまりしゃべれず、私にとってこれからの3週間はとても長い時間になるだろうと感じました。それでも3週間後の私は、初日の自分と違い、大きく成長していたと思います。語学研修前は、英語に対して苦手意識を持っていて、ホストファミリーとの会話がうまく交わせるかどうか不安でした。しかし、3週間という長い時間が私の不安を消し去りました。

ホストファミリーは、私に本当の家族のように接してくれ、色々な場所へ連れていってくれました。現地の映画館やショッピングモール、寿司屋など。特に印象に残っているのは映画館で、アメリカのポップコーンや飲み物のサイズが日本の倍の大きさでした。また、家での余暇の時間には、ホストファミリーとチェスやルミキューブといったボードゲームなどをしました。ホストファミリーと、とても有意義な時間を過ごせました。しかも、幸運なことにホストファミリーが先生だったので、現地の学校の雰囲気や生徒の様子などを教えてもらうことができ、教師志望の私にとってはとても参考になりました。

帰国前のさよならパーティーでは、語学研修に参加した人たちと協力して企画をし、一生懸命に練習し、皆で英語と日本語で歌を歌いました。研修に参加した人たちで一緒に発表できたことがとても良い思い出になりました。

最後になりますが、このような貴重な機会を作ってくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

平成29年度(第14期生)高田 旺紳

海外語学研修僕は、この海外語学研修に参加できて本当に良かったと思っています。出発するにあたっては、あまり不安はありませんでした。絶対後悔しないようにたくさん話して、ホストファミリーとすばらしい時間を共にしたいと思っていました。しかし、いざ対面してみると、緊張して話すことも聞き取ることもできませんでした。そんな僕にホストファミリーは、身振り手振りを交えてゆっくり話してくれたり、文章を解りやすいように言い換えてくれたりしました。僕が何かを話そうとすると、真剣に聞いてくれ、理解しようとしてくれました。僕はその優しさのおかげで緊張はなくなり、リラックスして生活できるようになりました。

休日にはショッピングモールでの買い物や、運動のできる公園に連れて行ってくれたり、家でパーティーを開いたりしてくれました。平日のアクティビティでは、観光地やビーチなど様々なところを訪れました。ただ観光や見学するだけでなく、買い物などを通じて現地の人たちとたくさん交流することができました。

海外語学研修2017なによりうれしかったのは、ホストファミリーが僕をお客様として特別に扱うわけでなく、本当の家族の一員として生活させてくれたことです。 この語学研修を通じてますます英語に興味がわきました。この素晴らしい経験をする機会を与えてくれた家族、僕を引き受けてくれたホストファミリーには本当に感謝しています。そしてもっと英語を勉強して、大好きなホストファミリーのところへまた会いに行きたいと思います。

最後にこのような貴重な体験をさせてくださった育英会の方々、引率の水野さんをはじめ、この語学研修を支援してくださったすべての方々に感謝しています。この海外語学研修は忘れることのできない一生の宝物になりました。
本当にありがとうございました。

平成18年度(第3期生)倉持 しのぶ

海外語学研修04私は、高校2年生のときに第3期生として、イギリスのソールズベリーへの海外語学研修に参加しました。私は英語がまったくできなかったので、海外に行って大丈夫なのか不安でいっぱいでした。でも、いざ行ってみると、言葉ができなくても気持ちがあればコミュニケーションが取れるということが分かりました。

私は今、大学に通っています。専攻しているのは看護です。看護には英語が話せるとか、できるとかは関係ないと思いますが、私が海外語学研修で得たコミュニケーションを取るということはとても役に立っています。


海外語学研修2008看護の勉強をしていてコミュニケーションを取るということは、簡単なようで、ものすごく難しいことだと思いました。倫地実習で病院に行ったとき、私は患者さんになかなか溶け込めませんでした。同じ日本人なのにうまく会話ができず、お互い心を開くことができなかったのです。しかし、私はこのままではいけないと思い、一生懸命いろんな話題を作ったり、親身になって話を聞いてあげたりしました。自分が考えていることや思っていることをうまく表現できなかったけど、患者さんには自分の気持ちが伝わり、お互いの仲が少しずつ深まり、実習最終日には親密な関係になっていたのです。イギリスに行ったとき、中国、イタリア、カザフスタンなどといった国の人たちと、こういう風な感じでどんどん仲良くなることができた経験が生きたのです。

コミュニケーションは、どこに行っても必要で大事なことだと思います。海外語学研修で英語により興味を抱いたこと以上に、見知らぬ外国人とも親身になるためのコミュニケーションの取り方を知ったことに、私は参加して本当によかったと思います。こうした経験から、ぜひ海外語学研修に参加して、何か小さなことでもいいので自分のためになるものを得てもらいたいと思います。

(写真・倉持さんは後列左から2人目)


平成16年度(第1期生)新見 千尋

海外語学研修05私がイギリス南部のソールズベリーに行ったのは、高校2年生のときでした。私は中学2年生のころ、一度オーストラリアにホームステイしたことがありましたが、そのころ英語がほとんど理解できていなかったため、ステイ先の家族と思うようにコミュニケーションがとれず悔しい思いをしていました。そのため2度目のホームステイは、ある意味、私の“語学研修リベンジ”でした。3年間の反省を生かし、自分の語学力とコミュニケーション能力がどこまで鍛えられたか試すチャンスだったのです。

十数時間のフライトの後バスに乗ってたどりついたソールズベリーは、文字通りまさに異世界でした。ドールハウスのような家、石畳、鮮やかな看板、パブ、そして街の中心には高い高い大聖堂。日本にいては決して見られない光景に、私は驚きと感動を覚えました。

私のステイファミリーはお父さん、お母さん、5歳の男の子の3人。予定がずれたのかホームステイ先についたのは夜中でしたが、ステイマザーは快く私を迎えてくれてとても安心しました。珍しさもあって私が家の中をスケッチした絵を見せると、画家であったお父さんはとても喜び、褒めてくれました。スケッチのおかげか、私は自分の部屋から見た庭の光景を今でも鮮明に思い出すことができます。

海外語学研修2005平日は毎日学校があり、そのクラスでロシアやスペインなどさまざまな国の子と一緒に勉強やレクリエーションをしました。そこで私が痛感したのは、自分がいかに英語を喋れないかでした。日本人は英語を書くこと、読むことはできます。しかし自分の考えや気持ちを伝えることができず、周囲の外国の子にのまれてしまうこともしばしばでした。

私はこのホームステイで、将来における英語の重要性を再認識しました。あんなに多くの人種と会話できる言語は英語くらいだからです。帰国してから英語を学ぶとき、私は「どうすれば分かりやすく自分の意見を伝えられるか」ということを意識し始めました。それは今でも続いています。
ホームステイは環境がまったく違う人々とコミュニケーションがとれるのだ、ということを実感できる場です。その喜びは必ずその後の人生によい影響を与えてくれると思います。

(写真・新見さんは左端)