3年 Y・H
この1年間の学校生活を振り返ると、野球部の部活動で3年生が引退し、自分たちに代替わりしました。そして冬の練習も終わった今、自分たちの部活の期間も残すところ数か月となっています。
この期間は今までの野球人生で最も濃く、大切な時間にしたいと思っています。そのために、朝は早出をしてバッティングを磨いています。最後の夏の大会で後悔がないように、そして甲子園に行けるように頑張りたいです。
もう一つ、監督が一番大切にしている「人間力」を自分も大切にしたいです。毎日のミーティングで、監督はこの人間力について話してくれます。監督は指導者の誰よりも早く練習前にグラウンドに来て掃除や片付けをしています。そして、「今に限らず、謙虚な人間性は、この先社会に出た時にも通用する」と毎日、おっしゃっています。本当にその通りだ、と自分は思っています。そんなところを自分も人として大切にしたいです。
今年の初め、同級生のチームメートが闘病の末、天国に旅立ちました。彼とはとても仲が良く、休みの日には一緒に甘いものやごはんを食べに行ったり、よく一緒にいました。野球がしたくてもできなかった、ユニホームが着たくても着ることができなかった、あいつと一緒に甲子園に行きたいです。甲子園で笑顔で野球をする自分たちを見てほしいです。
今はそのために毎日、グラウンドで大声で練習をしています。野球部七十八代目になる自分たちは必ず甲子園に行きます。
(福岡県)